屋形船の移り変わり
屋形船は平安時代からその原型があって、貴族の遊びなどに使用されていました。川に屋形船を浮かべ、そこにしつらえた宴席で遊ぶという形は、江戸時代前期から存在しています。その頃の屋形船は屋根舟と呼ばれ大名、旗本のような位の高い武士や豪商のためのものでした。この頃の屋形船は、料亭より格式が高い、といわれていたようです。現在のように、水上に浮かぶ大型個室座敷という性格を強めて客の敷居を広げ、誰でも気軽に楽しめるようになった屋形船は、昭和末期のバブル景気の頃にその形を整えました。東京では隅田川周辺や浜松町、品川近辺に屋形船の船宿があります。他にも、酒田、名古屋、大阪、福岡、新潟など日本各地でも営業をしています。